時代や場においても基準は、変わります。しかし、それを超えた一流ということを目指すなら、結果として、それ以上にうまくも正しくもなっているということです。
逆に考えると、間違えるとは何かということになります。その一つは、結果として、そうなっていることに対して、原因、理由、方法を求めてしまうということです。
そこからです。盲目的になることで、あらぬ方向へ極端に走ってしまうこと、例えば、歌でいうと、大きな声で高い声を長く出し続け、喉をおかしくしてしまうことなども一例でしょうか。
これとて、 他のことと同時にやると、雑になって、やれた気になるからよくないだけです。それを分けて丁寧に扱っていくと、トレーニングのプロセスになります。
この間違いをそのままに、それを超える努力や才能でプロにのしあがった人も、少なからずいます。となると、その間違いも間違いといえなくなります。大逆転、どんでん返しがありえるのが、歌い手や役者でした。