「発声に正解、そんなものはない」というのは、何回も答えています。ここでは、別の角度からみましょう。発声が正しくとも、多くの人はそれゆえにプロにもなれません。正しくなくても、一部の人はそれゆえにプロになっていると思ってください。この「正しい」を「うまく」といっても当てはまると思います。
うまくなる、楽しめるようになることを目的とするのは、その人の自由です。絵描きでみるなら、うまい絵、正確な絵を目指すのは、アマチュアです。絵を目指すのでなく絵を使う、歌や発声を目指すのでなく歌声を使う、表現に、です。