夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、noteをご活用ください。)

2025-12-01から1ヶ月間の記事一覧

現場の判断力を養う

実際の舞台では、プロデューサーやディレクター、そして脚本家など、判断を下す人が必ずいます。私たちが「この声が最もよい」と思っても、現場の判断は必ずしも一致しません。 映画監督と俳優の関係と同じように、最終的な判断は、多くのケースでは、相手側…

現場で求められる声との区別

大きな声を出そう、長く声を伸ばそう、きれいに声を出そうという意識は大切です。しかし、それを実際の舞台や歌のなかでどう使うかを考えなければなりません。発声の技術と表現は常に複雑に絡み合っています。単純に発声練習を重ねるだけではなく、歌やせり…

身体と発声原理から自分の声を知る

人間の声は、身体という楽器の構造そのものです。たとえばピアノでいえば、鍵盤をただ叩くのではなく、力の伝わり方や身体の方向性を理解しなければなりません。そのように、人間も同じです。腕や喉だけではなく、腰の方向や体幹からエネルギーを伝えるよう…

芸と人との関わりから生まれる瞬間

舞台やライブの魅力は、芸そのものよりも人との触れ合いにあります。たとえば、「熱が出てふらつくんです」とか、いいながら舞台に立つと、それだけで観客は盛り上がります。しかし、そうした演出を狙ってばかりいると、芸そのものが弱くなってしまいます。 …

大きな声を使うリスク

大きな声というのは、本当に必要なときにしか使ってはいけません。その際にはできるだけ喉に負担をかけないようにすることが大切です。しかし、芝居やお笑いなどの世界では、その負担を抱えた方が深みが出る場合もあります。つまり、感情表現です。 たとえば…

自分の限界を知って判断する

普段から声のトレーニングをしておくことで、「今日はここまでにしておこう」と判断できるようになります。舞台では、明日や明後日があるなかで、今日だけ燃え尽きるのか、それとも次につなげるのか、その選択を瞬ときに行わなければなりません。もし昼公演…

舞台で声を保つ工夫

ミュージカルの場合によくあることですが、役者出身の人は喉を潰してしまうことが多いです。それに対して音大出身の人たちは、うまく乗り越えます。「大きく出せ」と言われても、実際には大きく聞こえるように見せかけて、あまり出さないというテクニックを…

基本を守りながら自由に動ける力を

芸を確立していく過程で、基本のトレーニングは欠かせません。 空手の型を学ぶように、正しいフォームを身体に染み込ませることが大切です。しかし、実際の舞台ではその型にとらわれすぎてはいけません。相手の動きに合わせ、しぜんに動けるようになるために…

個性を確立するための型と離

芸の世界では、師匠と同じことをしているうちは、師匠を超えられません。しかし、観客は師匠のようにできることを評価し、違うことをすると「変わってしまった」と言います。このジレンマを乗り越えるには、自分自身の身体と声を信じることが必要です。 伝統…

自分の芸と声の関係を掘り下げる

芸人にとって声は、自分の芸を支える柱の一つです。どれだけすぐれたネタを書いても、声が届かなければ伝わりません。声を鍛えることは、芸を確立することと同じ意味を持ちます。憧れの芸人や歌手の声をまねて練習を始める人は多いですが、そのままではモノ…

プロの世界で通用する声

M-1などのコンテストで上位に入る芸人の声を聞くと、共通しているのは、声の強さとそのメリハリです。どんなネタをしても、声に芯があり、観客に届くエネルギーを持っています。単に大きい声という意味ではなく、ひびきそのものが通っているのです。 過去に…

他人をまねることの限界

カラオケでうまいといわれる人は、プロの誰かの歌い方に似ていることが多いです。個性的な歌手が出てきたとき、その声やスタイルをまねる人が増えます。 似ているという評価は、プロの世界では、よいことではありません。 一般の人が聞けばうまいと思っても…

自分の声を見つける

自分の声というのは、人それぞれが持つ最も個性的な部分です。誰かのような高い声をまねしても、その人自身の身体や感覚に合っていなければ不しぜんになります。 女性が男性のような声を出そうとしても、どうしても違和感が出てしまいます。それはその人の身…

声の個性が芸を支える

芸人で実績を残す方々の多くは、声に強い個性があります。 高い声、低い声という単純な違いではなく、どの声にもその人らしさがあります。 声が伝わるというのは、音の大きさや高さだけではなく、音圧や周波数、音色など、複数の要素が関係しています。 音色…

声を通して舞台表現を磨く

どの国へ行っても、路上でパフォーマンスをして人を惹きつけられる人は、それだけでプロとして認められる実力があります。 マイクや音響に頼らなくても、声や身体そのものの力で観客を引き込めるのです。歌やせりふを通じて人に伝わるというのは、それほどま…

マイクに頼らない声

大きく異なる点は、マイクに頼らない発声をまず重視することです。 マイクを通して整えた音ではなく、生の声でどこまで届くかを鍛えています。 YouTuberやVtuberのように加工された音声が主流になっている現代でこそ、あえて「生の声」で勝負できる力が求め…

人を感動させる声

ヴォーカルの世界でも同じことがいえます。正確に音を取れても、感動を与えられなければプロとは言えません。聞く人が「この人の歌をお金を払ってでも聞きたい」と思うような力を持つ必要があります。 芸人にとっても同じで、ネタやコントのなかで人の心を動…

声と表現の本質を見極める

声の力は、どのようなネタやパフォーマンスでも欠かせない要素です。 お笑いでも、脚本や構成の巧みさだけでなく、声が通る、ひびく、存在感があるという点が大きな違いを生みます。 テレビの仕事が中心になると、どうしても声の使い方が弱くなりがちですが…

歌を学ぶことの意義

声のトレーニングのプログラムのなかに歌を取り入れるのもひとつの方法です。 歌を通して声を鍛え、表現力を磨くことは、芸人や役者にとっても有効です。 芸人を見ていると、声のある人は強いと感じます。 違うネタをやっても通用するのは、声に力がある人で…

歌を通して身体と感情の関係を知る

オペラのような舞台では、感情の高ぶりを堂々と声で表現します。 役者の場合は三年ほどの基礎訓練の後に、声よりも内面の表現力が重要になってきます。 そのためには、声を通して自分の呼吸法や身体の使い方を理解することがとても大切です。 十年経っても呼…

芸人にとっての歌と表現の関係

芸人や声優でも、歌を取り入れることが普通になってきています。 歌が得意であれば、そこから表現の幅を広げることができます。上のレベルをめざす人にとって、歌を学ぶことは、欠かせないし、確実にプラスになります。 歌は、自分の調子や声の状態を最もわ…

目的を持ってプログラムに取り組む

ミュージカルなどをめざす人は、最初から明確な目的を持ってトレーニングに臨んでいます。自分がめざす舞台のレベルと、現在の実力との間にあるギャップを把握した上で、その差を埋めるためのプログラムを組み立てます。そのため、何をどのように練習すべき…

芸人や声優が直面する課題

芸人や声優の養成所などでは、発音やせりふの掛け合いの練習が中心になることが多いです。 発声そのものに時間をかける機会は、さほど、とられていないのです。声は、もうその人がもっているものと考えられているからでしょう。 ネタを覚えて表現することが…

発音と発声の違い

声優や芸人の世界では、発声よりも発音を重視するようになりました。テレビの影響もありました。滑舌やせりふの間の取り方など中心に練習されていたのです。 しかし、そこでアナウンサーやナレーターのような勉強が普及すると大きな声を出せることが評価され…

声と身体の使い方

声を出すことに、あまり意識を向けない人が多いのですが、声は大切です。 たとえば、武道の稽古をしている人たちは、身体の使い方がまったく違います。それと似ています。 タクシーの運転手さんのような職業でも、声の通りがよいと、お客さんもわかりやすく…

音色を太く保つ

人間の声は、感情が高まるとともに音域も高くなるのが、しぜんです。テンションが上がると声が上ずり、高音域で表現しようとします。しかし、そのときに音色を保つことが重要です。 私の声も低く聞こえるかもしれませんが、実際には太くひびいているのです。…

中音域を鍛える

低中音域でボリュームを出せる人は、経験豊富な人です。 若い歌手は、高音を張ることは得意ですが、中音域で表現することが苦手なことが多いです。 これは、練習量の差だけではなく、声に感情を込める習慣が、高音に偏っているためです。中間の音域で声を出…

ベテランの声との差

ベテランの人たちは、声にキャパシティがあります。声量が大きいというより、どの声域、声量でも安定して使えるのです。 一方で、若い方は、喉のコントロールが、完全ではないため、力に頼りがちになります。その結果、喉を締めてしまうことが多くなります。…

声の違い

声がそれぞれ違うことには、誰もが気づいています。しかし、何が違うのかを説明するのは難しいものです。動画を見ても、アーティキュレーションや息遣い、声の通り方など、さまざまに異なります。 私も聞きながら「これはどういえばよいのだろう」と思うこと…

声の大きさ

大きな声を出すことが、よいことだと誤解されがちですが、実際には「大きく聞こえる声」であれば充分です。大きな声を無理に出すことは、喉を壊す原因にもなります。 なかには、とても通る声を持つ人もいますが、彼らも常に全力で声を出しているわけではあり…