自分の声というのは、人それぞれが持つ最も個性的な部分です。誰かのような高い声をまねしても、その人自身の身体や感覚に合っていなければ不しぜんになります。
女性が男性のような声を出そうとしても、どうしても違和感が出てしまいます。それはその人の身体に合わない声だからです。
生まれつきの身体の構造や、成長の過程で育まれた感覚によって、出やすい声の領域やひびき方は異なります。
自分にとって最もしぜんで、出しやすく、届きやすい声のポイントを見つけることが大切です。
声は、他人をまねてつくるものではなく、自分のなかにある本来の音を引き出すものです。その声が見つかったとき、初めて本当の意味での表現が始まります。