しぜんに大きくたくさんいろんな声を出すというのは、ドクターストップのかかっている人や喉の病気や手術のケースは別です。その直後、リスタート時などでは、リスクが大きいです。自主トレと称して、大きく強く出そうとすれば声は出ますが、緻密なコントロールができないでしょう。喉にも負担をかけてしまい、早晩、出なくなりかねません。これは、どのトレーナーでも禁じるケースでしょう。
そこで気をつけることも感覚のズレです。喉に少し負担をかけた方が感情表現しやすい実感のあるためです。喉の状態を捉えられず、力で動かせるのが好調の感じと誤解してしまうのです。感情を出しやすいときの喉は、すでに疲れているということを述べてきました。動きが小さく固まり鈍く雑になり、荒れるのです。