声が出ると思っても、それでは、まだまだ充分に出せてないかもしれません。声のおかれている状態ほど雄弁なものはありません。声の道は、計画的のようにみえてもその場しのぎもあります。ヴォイトレは、長くコツコツと繰り返しのなかでしか体得できないという価値と思います。
ここは、皆さんのレスポンスに支えられてきました。よし悪し、どちらのレスポンスも刺激になりました。より深くしていくと、孤立は避けられず、まだ闇の中にいます。しかし、そんなことと関係ないところで、研究所としては、皆さんとストレートにつながっています。トレーナーを通じてレッスンで必要なことが成り立っている、それでよいと思います。炭鉱夫のような毎日を、私は真理を求めて掘り進めていくだけです。