私の述べたことを読んで、よくわかったとお礼やコメントをいただきます。
いつも「難しいことは、それ自体がおかしいからやりなさるな。」「簡単なことがどんなに難しいかを知っていくようなトレーニングをやりなさい」といっています。
難しいことを難しくやっている日本人は、もっと難しいことを簡単にやれている向こうの人に勝てません。どうしてでしょう。シンプルな第一声で、すでに誰もがわかるほど明らかに負けているからです。
簡単そうにみえることがいかに難しいかというセンサーがないことです。
次々に難しいというよりは、ややこしいことや複雑なことばかりやっていこうとするからです。それをレッスンとかトレーニングと思っていませんか。スキーヤーや登山家なら大けがで命をおとしているでしょう。そういうトレーニングやメニュや方法を形だけで評価する人が多いからです。
真の表現の成立に、声、ことば、音楽、それぞれ、きちんとくみ上げていく労力を毎日、惜しんではいけないということです。
次の3つのプロセスを頭に入れておいてください。
1.理想のイメージ
2.イメージと現実との接点づけ
3.その接点から確実に強化していく
神経回路-感覚をつけ、足らない筋肉などを補い、使い方も柔軟に自由にできるようにしていくということです。