ヴォイストレーナーの選び方[アーカイブ版]

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

初期化

 私の思う歌手というのは、劇団員のようにはなれないとわかってから、今の体制に舵を切ったのです。そこまではOBや在籍した人にサブトレーナーを任せていました。生え抜きとプロデュースしたトレーナーとは、一長一短です。私は異質な集団でカオス状態にする必要を感じていました。私自身、多忙で、裸の王様状態になっていたので、ここを壊すか、離れるかも考えました。

 我流のブレスヴォイストレーニングということに、こだわっていたのですが、歌という表現を取り巻く環境の大きな変化と、ヴォイトレの一般化の波にさらされたわけです。

日本では歌手という入口から、俳優やタレントになります。歌手はシンガーソングライター、アーティストである限り、そのような職名、属性はどのようでもよいのです。

20代中心の、理想としては、全日制的な体制は10年以上、つづけたものの、維持しにくくなりました。外からどう見られようと、内に人材がいるのか、育っているのかが、もっとも肝心です。踏み台のはずの私が、ヘッドに君臨するのはよくなかったのです。

 ブレスヴォイストレーニングが、本来の基礎となるものなら、どのような分野や表現とも、他の人々とも、融合していくはずです。福島式とつけなかったのは、ブレスヴォイストレーニングが自由に変化していくように、という思いだったのです。

今では、試行錯誤ながら、いろんなところと提携し、邦楽から、喉の病気の人まで、それぞれにレッスンを成り立たせています。iPS細胞のように初期化したといえるのです。