火事場の馬鹿力でないのですが、追い詰められた状況で、人一倍の力が出たとしても、大体は、1、2回のビギナーズラックで終わります。メッキは剥げるのです。しかし、それが積み重なっていくうちに、ものになったという人もいます。役者に多いようですが、歌手にも当てはまります。タレントなどは、まさにそういうタイプの集まりです。
その反対として、練習やリハでは文句のつけようもないのに本番が人並み、あるいは失敗する、これが続くと出してもらえなくなります。場合によっては、メッキも必要です。フィクションの世界ですから。
どちらも年に数人ほどの極端な代表例をみてきて、考えさせられてきました。後者はメンタルトレーニングの導入のきっかけとなりました。