2022-12-06 「養生訓」の丹田☆ 02.呼吸 貝原益軒は、『養生訓』で、中国の『難経』から引用して丹田のことを記しています。 「臍の下三寸を丹田という。腎間の動気といわれるものはここにある。(中略)気を養う術はつねに腰を正しくすえて真気を丹田に集め、呼吸を静かにして荒くせず、事をするときには胸中から何度も軽く気を吐き出して、胸中に気を集めないで丹田に気を集めなければならない。こうすれば気はのぼらないし、胸は騒がないで身体に力が養われる」(『養生訓』伊藤友信訳 講談社学術文庫)