ヴォイストレーナーの選び方[アーカイブ版]

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

スクールについて

音楽スクールは、多くの場合、ギターやピアノを中心に開設されてきました。ピアノやギターは、楽器を手にもった日がスタートであり、受講生は明確にレベルの差に応じて分けられます。マニュアルや教本もあるので、一から十までそれに添って教わることができます。プロである演奏者=指導者の技術を真似ていけば、ほぼ間違いなくある程度までは上達できるのです。

それに対し、ヴォーカルというパートは、まず、楽器である体が、ほとんどヴォーカリストとして必要とされるだけの声を出すことに対応できていません。まして、ヴォーカリストのレベルをどのように判断して捉えるかは、難しいことです。ややもすると、基本がまったくなくても器用に歌い慣れているだけの人を上級にすることも少なくありません。

そこで、誰がどのように教えるかというトレーナー選びの問題は、困難を極めています。多くのスクールは、音大卒業生やプロのヴォーカリストを招いています。そのときにヴォーカルの特殊性からくる問題には、気づかないままです。

あるスクールでは、「○○というヴォーカルはよいけど○○はだめ」などと、歌手の評価と混同をしていました。トレーナーの評価基準が、そのトレーナーの好きな音楽、歌、歌手に左右されてしまいがちなのです。やってきたものの方が教えやすい。というより、やったものしか教えられないからです。おのずと、歌謡教室になるのです。(私は常に半分は新しいものに材料をとります)。業界のプロデューサーの関わるところ、代表者がプロデューサーのスクールにも多いパターンです。