レッスンのスタンスは、人により、時期により、その日により異なります。
・完成した作品としてみる
・歌やせりふの練習としてみる
・フレーズ単位での声の再現力としてみる
ライブやCDと同じレベルで、歌やせりふを、厳しい客やプロデューサーとしての立場で作品でみる場合、曲やアレンジ、バックの伴奏やバンドまで、想定してみます。できるだけ、ステージの視覚的効果、ふりつけや衣装は考慮せず、音の世界でみたいのですが。演出家、プロデューサーと異なり、音で徹底してチェックするのが、私の仕事だからです。
へたにみえるところは消しこむアドバイスもしますが、その人の強みの発見や、その力をつけることが優先です。欠点の指摘と解消だけをしていたら、へたにはみえなくなりますが、個性をも損じることになりかねません。