夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

2017-01-01から1年間の記事一覧

トレーナーの声

だいたい20歳前後のときというのは、何もわからないままやれるというのが、可能性です。今の日本人の場合は、芸事の形の基本や経験がありませんから続けるのも難しいようです。 日本教育の中では、他の国に比べて、音声表現に対する耳、発声器官のコントロー…

信じるに足りる声

この国には、トレーナーとして大した人材というのは、まだあまりいないかもしれません。私も十代のときに、全国の先生を探し回りました。その結果、クラシックの大家と海外のトレーナーに頼るしかなかったのです。 今もそう変わりないと思います。より複雑に…

最高目的のためのチーム

試してみないとわからないこともあります。実際に、ここでもどのトレーナーに見てもらえばいいのか、曜日や時間帯で決まってしまうこともあります。 どんな体制を組めばいいのかというのを基に考えます。私の場合は、ここの最高目的に対して、自分だけではと…

トレーナーとの関係性

自分のトレーナーとうまくやれている人はきません。ということは、トレーナーか本人とトレーナーとの関係に問題があるのです。 声について、もっとレベルアップしたいということで来られることも多いようです。ヴォイストレーニングの問題としても、どの目的…

マニアックなトレーナー

歌ではそれなりにうまいと思うトレーナーも、私はたくさんみてきました。 1.元よりすぐれていた人 2.人を育てていない人 3.プロとやっていない人 こういう人は、素人受けをするのですが、あまり人は育ちません。自らのコネクションさえないので、先はみえ…

声を育てているのか

この分野は、実力世界で素質第一です。しかし、タイミングも時代も大きく関わる分野において、絶対ということはありません。まして、生来の差や育った環境に、大きく左右される声において、確約は無理でしょう。 仮に10年に2、3人しかとらず、皆を大ヒットさ…

トレーナーの声で判断する

ヴォーカリスト、役者としての実力の判断と、トレーナーとしての評価は別です。歌唱力、演技力は表現だからです。 相手が初心者だから通じるくらいの大声や高音を出しても、自慢になりません。その声から何が伝わってくるかということ、そこまでの人生で、何…

あこがれの人につく

ヴォーカリストや役者としてすぐれていることと、トレーナーとは違います。もし、すぐれているなら、その人の作品がどうなのか、どのくらい売れたのかをしっかりとみてください。そして、あこがれ第一と考えるなら、自分の進みたい分野の第一人者に直接、つ…

トレーナーについて判断すること

私がトレーナーの採用や研修を通して知ったことを、レッスンの受け手のためのメリット・デメリットから述べてみたいと思います。こういう人が教えると、どこがすぐれ、どこが足らないかということです。 その人が誰と接してきたのか、今、接しているのか、ど…

トレーナーの出身

これまで、出会ってきたトレーナーについての出身や活動をみましょう。 1.音大を出ている(声楽家) 2.ポピュラーのスクール出身 3.ポピュラー歌手としての実績をもつ 4.作曲家である 5.役者である 6.演出家である 7. プレイヤーである 8.プロデュー…

トレーナーに値する

私が現在、名実ともに、ヴォイストレーナーの名に値すると思うのは、日本ではほんの一握りの声楽家しかいません。ただ彼らは、良心的すぎて、ここに記すような本音は言えないから、私が述べるのです。 ヴォイストレーナーの多くは、ヴォーカル活動を副業でや…

一般的なヴォイストレーナーの仕事(専門)

ヴォイトレも日本中にたくさんのスクールや講座ができました。私は、いくつかの発足を手伝い、顧問もしてきました。あまりに安易で、やや平易するところもありましたが、お役に立てたらと思い残していると、日本の学校や教育というのを考えるよい機会となり…

トレーナーの実力の育成

マンツーマンでも、セカンドオピニオン、サードオピニオンをもてるため、一人のトレーナーが気づかぬことや、そこで偏ってしまうことを是正することも早く正しくできます。加えて、トレーナーの過去からのトレーニングや他のトレーナーのトレーニングも、知…

トレーナーは、研究員★

ここは研究所なので、トレーナーも研究員です。多くのプロや一般の生徒の経験を積ませ、音大での指導を超えた経験を積んでいます。ここのトレーナーは、ここで実際にそういう人を教えてきた経験が豊富にあります。 ここでは、複数でプロから一般の人までみて…

ポップスでのプロ志願者

ポップスでプロをめざす人は、トレーナーになるのでないのですから、少なくてもトレーナーを超える力を、そのトレーナーよりも少しでも早く身につけることに、教えるということの成果が問われます。 自分の経験だけが中心の人や、理論的に詳しい人もいますが…

日本ヴォイス研究所

私の場合は、もともと大手プロダクションにプロの養成を頼まれたところからスタートしているので、しかも音大にお世話になりつつ、音大出ではないので、異色かもしれません。日本ではヴォイストレーナーの草分けの大木先生と、日本音響技術専門学校に日本ヴ…

ヴォイストレーナーとしての私の仕事

私のトレーナーとしての仕事を平均的な一ヵ月でご紹介しましょう。 まず、私の主宰する研究所でのレッスン、 1.週2~4回(他のトレーナー10数名とともにやっています) 2.月に3回のレクチャー 3.専門学校などのトレーナー研修 4.日本語教師の養成学校、…

ヴォイトレの統一はできない

今、ヴォイストレーナーを名乗る人には、大きく分けて、医者(耳鼻咽喉科)、声楽家、役者、ここのところ、ポップスヴォーカルの指導者に多くなってきました。そのため、ヴォイストレーナーということばは、何となく歌手指導、ヴォイストレーナーは、役者や…

音楽療法について

音楽療法は、今ではポピュラーになりました。資格というお墨付きに頼られなければやっていけないところで、資格認定が普及におおいに貢献しているのも確かでしょう。思えば、当研究所の顧問であった、芸大名誉教授の桜林先生(当初、日本ヴォイス研究所)に…

ヴォイトレの資格

私の元にはときおり、こういうトレーニングも資格をつくったらよいのではという話がきます。また、当研究所の看板や推薦を地方などでもあげたいという方もいます。今のところTV出演とともに私がお断りしていることが、この二つのことです。 資格というのは…

ポピュラーのヴォイトレの限界

ここに通われる役者、声優の方は、そういう人が教えているところでは、声の問題が解決しなかったからいらっしゃったのです。そのために初心者にも増して、日本人を一時、離れる感覚、体づくりを必要とするからです。 一方、ポピュラーの現役ヴォーカルなどの…

声楽家と教えている理由

声楽家にお手伝いをお願いしている理由は、J-POPSが声域を広く、しかもハイトーンが中心になってきたこと、ミュージカル志願者やミュージカルのプロの方などが増えて、早期に高音の強化を必要とされたため、そういうことを求める人には、向いているか…

飲食物のよしあし

食べものに関しては諸説ありますが、大して気にすることはないでしょう。辛すぎるものや刺激の強いものなどはよくないという人もいます。声を出す直前でなければ、あまり関係ないと思います。声帯に直接、飲食物はふれないのに、おかしなことをいう人が専門…

何でも活かす

すでにあるものを習得するのでなく、あなたが創りあげるのです。正しい方法、間違った方法とか、よい先生、悪い先生とかではなく、世の中すべてから、あなたが生かせるものをよい方に生かしてものにしていくことです。私が世の中にはその逆のことをやってい…

レッスンの使い方

そこにいることで、何かトレーニングをやっているつもりになるような、安心感しか与えないところでは、楽しい、落ち着く、親しみがわく。その結果、当の目的とそれているのにさえ、気づかなくなっていきます。 何事も、学んだから必ずしもよくなるのではない…

独習の難しさとレッスン

独習は難しいというのは、より厳しい判断基準をもって行なうには、ということです。判断基準そのもののレベルアップこそが、決め手です。独習には、あなたにプロの耳が必要です。判断ができなくなれば、師につくことです。 トレーニングというのは、基本的に…

デッサンフレージングを学ぶ

歌の世界では、自分の声を使って進行・展開や構成を音の線で表わしていきます。これを私は、絵画に例えて、これをデッサンといっています。いわば線を引く=フレージングのことです。そこに色=音色を加えます。 カンツォーネ、オールディズ、ラテンなどは、…

アンテナの立て方

実際に歌からどう学ぶのかとは、それこそ、才能というものです。同じ曲から一つも学べない人も、百以上学べる人もいます。アンテナが一つしかない人と、100以上ある人がいます。私は、レッスンはこういうことの重要性を伝え、そのアプローチを試みさせるのが…

一流に学ぶ

まずは、一流のヴォーカリストの学び方を作品のプロセスから追体験し、しかも彼らの基準においてチェックしていくことができるようになることです。彼らが何から学んだかを追うと、やがて全ての分野をカバーしていくことになります。 フレージングのコピーは…

同曲異唱で成り立ちを学ぶ

大切なのは、音楽的な基本、ここでは楽理よりは、歌の中の音楽として成立する共通の要素を入れることと、あなたの声を体の原理に基づいたオリジナルなものに戻し、使えるようにしていくことです。そのためには、一流の音楽・歌を徹底して聴くことです。 同じ…