トレーナーがつくのは、「どれが正しくて、それにどう合せて修正するのかを教える」ためと思われています。しかし、「どのように判断するのかを伝えること、その判断を満たすように、方法を試行錯誤させ、本人に編み出させる」ことがもっと大切なのです。
でも、つい、「こういうふうに」と教えてしまうことになります。答えを知らせても、その解き方を学び、自分で実感できなければ、本当は何も変わりません。トレーナーの答えは、トレーナーのものにすぎません。
最初はなんとなく「できていない」と思うだけで「何が」「どう」「できていない」のかが、わからないのです。
でも、よくわかっていないことがわかっていくなら、一人で行うよりは、長い目でみるとずっとよいことです。