昔ならば、心構えや考え方もできていないのに芸は教えませんでした。それで「プロになりたい」と学びに来た人を、プロのトレーナーなら引き受けなかったでしょう。しかし、今やプロたるトレーナーは少なくなりました。大半は先輩や友人型のトレーナーです。理想やヴィジョンよりも、自らの生計と生きがいのために誰をも愛想よく受け入れるようになりました。
これを批判するのではありません。需要があれば供給もあります。「絶対プロになれます」とうたって生徒を募集している大手スクールよりよいかもしれません。
私が思うに、人は自分の器に合わせて人生を選ぶのです。そしてトレーナーも選ばれるのです。小さければ小さいなりにをういう相手に、大きくなったら大きい相手に巡り合えるように人生はできています。
声を聞くよりもその人の処し方、ここやトレーナーとの関わり方などをみると、その人の人生が開けていくかどうかがよくわかります。トレーナーをみていてもわかります。
3~5年くらいで人は大きくも小さくも変わります。最初は問題児だったところから大変身した人もいれば、続かなかった人もいます。ここはやめたあとも会報などを続けて学んでいく人もいます。外に出てからの活動もありがたいものです。