夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

オープンにする

自信をつけさせるには、合っているトレーナーをつけますが、ときに、逆のタイプをあてるのもトレーナーを育てるには効果的です。

 これらを組織的に行うと、こちらが意図しなくとも、生徒さん自身が自分が合っていると思うトレーナーを選びます。これは当然のことです。特定のトレーナーとの結びつきが強くなります。

 私が強いて2人以上のトレーナーをつけ、他のトレーナーも関わらせようとするのは、その結びつきをクローズなものでなく、オープンなものにして、自分の力を客観視できるようにするためです。それはトレーナーにもよい学びになります。

 ここで育てるのと、そうでないこととは大きな違いが出ます。

 長く続けてもらうには心地よくする、今でいうと大手の英会話教室のように、徹底して顧客サービスをするのです。褒めて、励まし、認めて、満足させて、長く続く中でしぜんと身につけていく、これは語学だけでなく理想的なことです。

 ハイレベルで学んだことを人前で使いたいとか、誰よりもすぐれたい、より高くとか、より早くという欲があるのならば、ふしぜんにも予習復習をし、人の何倍も努力しなくてはなりません。トレーナーはシビアな状況でも切る抜けられるほどの疑似環境をつくります。一流レベルに近づくにつれ、要求をもって厳しく接するでしょう。

それがよいと言っているのではありません。そこは生徒さんの目的や要望によるということです。ストレス解消、趣味でという人と、それで食べていこうという人は違います。それをはっきりと本人もトレーナーも区別しておくことです。