本にCDを付け(ビジネスマン、一般対象本では10年後)、ガイド音源も入るようになりました。
動画化は、踏み込みませんでした。
音声だけでみせることにこだわったのは、声=音を学ばせたかったからです。
わかりやすくみえることは、学ぶこととは異なるからです。これはTVやラジオの経験からも痛感していました。他のビデオ教材をみて、本当のことを伝えるのは無理と思いました。まともにつくるとイメージダウンや誤解が大きくなると思いました。
1.楽器の練習のようには格好はつかない。
2.トレーニング風景は、役者の舞台裏のように地味で暗く、アングラな感じになる。
3.キャスティングをモデルさんは、リアル感がなくなる。
4.プロの歌い手で行うと、歌はよいけど絵になりにくいし学びにくい。
5.個別にメニュや方法がかなり異なる。
当時は作曲家の先生(たとえば曽我先生)のが、いくつか出ていました。それらしきものになってしまうことしかイメージできなかったのです。
研究所には、国内外の数多くの発声やヴォイトレのビデオ、DVDがあります。合唱団の発声など実用的なものも、たくさんありましたが、私自身にあまり役立たなかったし、人に勧められなかったからです。