夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

歌の次元の違い

歌でもカラオケやものまねや歌唱を競うアマチュアの番組などで歌がうまいということと、プロというか、それなりのレベルに達したところの歌というのは、全く違います。 それには経験も必要でしょうが、素質も大きくものをいいます。その素質を最も生かしたオ…

違いを知る

声などというのは単純なものです。その人の前で声を出したら、違うと思わせられるかどうか、それが全てとはいいませんが、そうしたところの信用によって成り立っていくわけです。 声と歌というのでも違うわけですが、基礎は同じです。

独学について

独学のよさというのは、既存の枠、今までこういうことであり、こういうものではないと決められたものにとらわれないことです。それにとらわれている限り、そこの最高のレベルは超えられないからです。 ただそのレベルに行くまでに、教本やレッスンなどまわり…

質疑応答について

メールでの問い合わせについては真摯に受け入れています。研究所の中でも日々たくさん出てきますので、トレーナーが答えています。 そのレベル以上のものには、私が対応しています。 知らない人に対して、アドバイスするには、一般論となります。 私の場合は…

エゴサーチ

教えることはわかるけれども、自分自身についてはわからないものです。 他人の自分への見方を知るのに、エゴサーチというのもありますが、それは自分のイメージとしての飛躍したもの、実体のないものです。それに影響されて落ち込んでしまったり、それに沿わ…

まねのデメリット

よくあるのは、トレーナーが歌って、それを口移しのように真似させて覚えさせていくことです。これは早く効果が出ますし、うまくなったように見せるためにはよいことです。 しかし、見本をなぞっているだけなのです。そのときに何が学べているのかが大切なの…

こだわらない☆

武道でもスポーツでも、ルールが決まって、それを仲間内であれこれやっているなかでは、本当のものにはならないのです。競技として終わってしまうわけです。 一方で、競技という形の中で、それを使って自由な世界を表現しているのです。高いレベルになって初…

変わる

ときに昔、文章やいったことの矛盾を指摘されますが、そのときとは、私は違っているのですから、当たり前でしょう。それで、次の課題が見つかるわけです。 科学などで真実は見つかりません。そういった体系ができあがっている仮定で、高い視点からものが見え…

トレーニングというのは、プロセスをたどっていくのですが、そのプロセスが消えてしまわなければ結果が出ません。意識して行う練習をしながら、実際のときには、何も意識しないのです。だからこそ自由にいろんなことができるのです。

器用と実力の違い

器用にできることや覚えたりすることと、本当に身に付く事というのは全く違います。 例えば、話すことでもすごく時間がかかる人がいます。自分の思いをなかなか伝えられないのです。しかし、そしてつまずきながらのように話す言葉は、聞いた人に伝わるのです…

相手の関心へ興味を

目の前のことしか見えないと対立してしまいます。喧嘩やいじめとかも起きやすくなります。 しかし相手のことに関心を持ち、相手の関心に興味を持つと、何らかの交流が生まれてくるものです。 そのためには、謙虚な気持ちが大切です。 ちょっとしたトラブルが…

身につくということ

私は声と表現力をベースに見ています。歌がうまくなったとかせりふに感情が入ったなどという点では、本人に満足していただければいいのであり、私は、あまり判断していません。 本当に身についたらその人の人生は好転していくものだからです。好転したことに…

得られるもの

声や歌は、スポーツや武道の試合のようなものではないので、ストレートに得られたものを判定できるわけではありません。ある人が得たものと全く違うものを得ている人もいます。世の中に評価されやすいものを得た人もいれば、あまり認められにくいものを得て…

身体と世界観☆

自分の身体の中の細かいところまで見えてくるようになってくると、レベルは上がってくるわけです。 自分の世界観をきちんと確立するためには、相手との距離感や間というのが、とても大切です。それは日頃から、いろんな人と触れ合って経験を積んでいなくては…

トレーニングでの偏りと是正☆

トレーニングというのは、どこかを強化していくことですから、そのときに崩れたバランスを修正します。いつどのように修正するのかというのは、見解が分かれるところです。 未熟なトレーナーは、常にバランスニばかり気をつかいます。すぐに、一時的に調子が…

不足と補充

何が不足しているのか、それを補うためにどうすればよいのかなどをアドバイスします。 不足していることはわかっても、与え方がわからないこともあります。 めったにないことですが、何が不足しているのかわからない、けれども足らないと感じることもありま…

不器用にねばる

誰よりも時間をかけ、労力をかけて、人生を費やしたら、それは止められないものとなります。そうして努力して克服していくプロセスほど、やりがいがあり、楽しいことはないからです。 器用な人たちのレベルに追いつくまでのプロセスは、その先のプロセスに役…

身体の支配

私たちは生まれてから死ぬまで身体を使って生きています。ということは、身体に支配されているのであり、身体を支配しているわけではないのです。 少しずつでも最良の身体の使い方に近づけていくことにより、身体とうまく付き合えるようになっていくのです。…

目標に行きつく

人間は一人ひとり違うのですから、いろんなことがあります。そこでハイクラスの目標に行きつく人は、多くの人たちのなかの一握りです。 でも行きつく人がいることは、どこかにそういうことができるようになる人もいるということです。また、誰も行きついたこ…

沿うことと追うこと

何かを求めるということは、自分だけを主張しても何ともならないのです。求める方に沿わなくてはならないのです。 出会いもその後の付き合いも、生きている人であれ死んだ人であれ、そこに学べることがあると思えば、そこに浸って、追体験をしていくことです…

強さ

強いということは、固いのではなくしなやかなわけです。相手に対してもですが、自分自身に対しても、そうでなければなりません。何ごとも、自分のところにきたら、楽に楽しくできるようにしていくということです。 ただ人並み以上のことを楽に楽しくできるの…

わからないことの利点

いろんなことにぶつかって跳ね返されたり傷ついたりすると、そのうち、ぶつかる前に避けられるようになってきます。無茶無謀なことはしなくなるのです。 逆にいうと、そういったことがわからないうちにしか、ぶつかって叩きのめされたり傷ついたりするような…

社会適応力

せっかくの出会いにおいて、知り合った人を味方にできなければ、未来など、拓きようがないわけです。 ここにいらしたときに、その人の考え方や対応をみると、才能や実力とは別に、仕事に対応していくことができるかどうかは、およそ判断がつくのです。 好き…

最高の想定☆

私が考えたのは、できるだけ最高の環境で練習している人たちを想定して、できるだけその環境に近づけていくことです。 そのためには、そういう人たちの歩みを知ることです。実際にどういうふうな場で才能が養われていたのかを研究する必要があります。 学ぶ…

わからないと発見

ほとんどの人は、つまらなくてめんどくさくて続けなくなります。「訳がわからない」などといい出すこともあるのですが、訳がわからないからこそ面白いのです。 訳がわかったようなことなどは、すぐに満足できたら充足してしまい終わってしまいます。 私がこ…

3つのメニュと方向づけ☆

本人とってみれば、大切なメニュが3つぐらいあればよいと思うのです。 つまり、テクニックなどの数はどうでもよくて、作品としてすごいかどうか、表現の世界に、世界観や空気感がきちんとあるのかどうかで問われるものだからです。

プロセスを歩む

芸事の道に完成度はないわけです。となると、何であれプロセスで楽しみながら行っていくことはとてもよいことです。 他の人と比べるとコンプレックスに悩むところも出るでしょう。でも、たくさんのことができることよりも1つのことがしっかりとできることの…

歌の基準と発声☆

日本の歌手に限っていうと、基準がとても曖昧です。天性の力、生声だけでプロとして活動できてしまう人が多いのです。そのまま、せりふをいったり歌ったりするだけでも成り立ってしまう人もいるからです。 しかし、大抵の人には、そのなかで発声の基本は身に…

違う世界に学ぶ

突き抜けていくということは、自分の中ばかり見ていてもダメで、外の世界から見なければなりません。ですからヴォイストレーニングであれば、声の世界ではなく、全く違う世界、できれば優れている人の多くいる世界で優れている人と接して、そこで通じるかど…

空気感

レッスンの中における空気感というのはとても大切なものになります。私は、その空気感を作り上げるために、最初、研究所のスタジオを道場のようなものにつくりました。 そこにいたら、深まっていくような、醸造所のようなものであればいいと思います。運が良…