すべてにおいてハイレベルにできるのなら、それは理想ですが、現実的には難しいものです。そこで、自分は、どの分野がどのくらい得意なのか、苦手なのか。そのなかでどういうポジションがよいのかは大問題です。自分の素質とプレーのために必要な条件を、どのようにみていくかは、個別に研究していくしかありません。
トレーナーにつくのは、未知の将来性への確からしさを期待してのことです。自分のまわりではすぐれていても、これからやっていく世界では、どうなのかがわからないからです。
就職や結婚と似たようなもので、運や偶然もありますが、切り拓くのは本人です。自分の才能、素質、性格、性分を自覚して、目標を立て、スタートできるような人は稀です。価値観や思想(考え方)は、学んで大きく影響されているくらいの状態では、自分のものとはいえないからです。
ですから、他人とまみえることで自らを知ることです。それもまわりの人とでなく、そういう世界で生きている人と広く、次に深く接することです。それによって自らを早く相対化することができます。そこからもいろいろな選び方があり、留意点があります。
指標の一例
・優れている
・好き、自分に向いている
・楽、やりやすい
・苦でない、すぐできる、少したてばできる
・確実にできる
・稼げる
・目立てる
・長くやれる、後までやれる、続く