ヴォイストレーニングで大切なのは、誰にでもできるようになることと、誰にでもできることではないことがあるということを、それなりに理解しておくことです。
例えば、男性が女性のように高い声を出すのには、それなりに可能性がありますが、それでも程度があります。また、女性が男性より低い声を出すのは、難しいことが多いのです。
その高さの声が出ればいいということなら可能ですし、そこまでのことは行いますが、本当であれば、声さえ出ればよいのではないからです。表現において、声をツールとして活動するのなら、そこが自然にこなせるところになるかどうかが大きな問題です。