私のメニュのなかでの基礎のチェックです。
1.「ハイ」を10回言ってみる。その中の一番よい「ハイ」を選ぶ(判断力)。
2.選べなければ選べるようにする力をつけていく
3.その「ハイ」を10回言う。言えなければ言えるようにする(再現力)。
次のステップとして、
4.「ハイ」のなかで一番よい「ハイ」を選ぶ。
5.以下「ハイ」をくり返していく。
これで私のヴォイトレの基礎のすべてといってもかまいません。これに伴う考え方としては、
1.今のなかで、もっともよい「ハイ」をよりよくしていく。
2.今のなかで、そうではない「ハイ」を今のもっともよい「ハイ」にそろえていく。
このもっともよいは、今のなかで、ですから、もっともよいといっても、その人のなかでは、ましな「ハイ」に過ぎません。
「ハイ」を使う理由は、「基本講座」を参考にしてください。
これを、グレードのようにランキングしますと、「ハイ」=Hとして、10個のHのうちの1つが勝ち抜き、レベルが1つあがる、以下、同じように、それを10個くり返し、そのまた10個のHのうち1つを選んでいく。もちろん、もっと下位から始める人もいるでしょう。すべては例えです。「ハイ」や10個というのは一例であり、現実的にはそれぞれを母音、子音、ハミングなどで、発声練習で行っているわけです。
レベルA H(1つの「ハイ」)
レベルB HHHHHHHHHHHHH(10の「ハイ」)
レベルC HHHHHHHHHHHHHHH…(100の「ハイ」)
レベルD HHHHHHHHHHHHHHHHH…(1000の「ハイ」)