ヴォイストレーナーの選び方[アーカイブ版]

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

沈黙のレッスン

教えないで気づかせること、それまで待つ沈黙のレッスンこそが、もっとも本質なものと思います。教えないレッスンが成立するには、生活からの表現の感覚が磨かれているか、磨かれてくることが大切です。

教えられることがレッスンだというのは、私からみると依存症です。今の日本の教育を受けたらそれも当たり前となった人がくるので、成り立たせることが難しくなります。商品のように「払った分、ノウハウを教えろ」となるからです。

ことばで言うのは簡単ですから、多くのトレーナーはすぐに教えます。教えていると楽だし、気持ちいいし、時間も早く感じるから、先生というのはとかくしゃべりたがります。求められないことまで話してしまいます。その方が生徒の受けもよくなり、充実したレッスンになります。しかし、これこそが虚構のトレーニングなのです。

私はトレーナーに「話すな」「理論を言うな」「教えるな」「やらせてなさい」と、時折、注意します。力のないトレーナーは知識や理論を使わないと間がもちません。

最初はしゃべれなくても慣れてくるとしゃべれるようになります。受けがよくなり、2、3年放っておくと話がとても多くなる。自分が学んだり、他で気づいたことを話しまくります。本人の気づかない慢心も出ます。私はそれをメッセージや会報ですませるようにしています。文字にするとフィードバックができるからです。