自分のよしとする感覚、感性を、音符や数値やコードで置き換えるようなことです。そこで私なりの楽譜、音楽の構造の解釈や歌うための公式が生まれました(拙書「裏ワザ」に一部を収めています)。
たとえば、楽譜のオタマジャクシをすべて線でつなぐと、高低や長さの流れができます。これは誰でもわかることですが、高くなるとサビff-低くなるとppみたいなこととつながっているのです。
次に、相似形をみつけます。数字の公式のようにパターンを思い出して、大きなルールを取り出すのです。ベース音やコードの記号をみてもわかります。同じコードを同じ色で塗り、配列の規則性をつかんでみてください(循環コードなどを知らなくとも何曲も分析するとわかります)。フラクタル(自己相似形)
たとえば、ドレミドレミと2つくると、次もドレミを予期するのに、ドレファとかドレソとくると、ファやソとかも大きな意味(「転」)をもつというようなことです。