声は音ですから、聴覚で捉えます。自分の声は、骨振動でも自分に伝わっています。他の音も体でも捉えているわけです。限度を超えた低周波や高周波は、人間の耳の鼓膜だけではとらえられません。
映画館やお祭りの大太鼓、花火の音など、重低音は、心臓や胸、脳、足などにダイレクトに伝わりますね。それは体感で触覚といってもよいくらいです。波動の高いところには、光、色の区分けとなり、視覚もあるのです。
かつては、多くの人は、ラジオやレコードに長らく耳を傾けました。それは聴く力を磨くベースになりました。遊びも仕事もアウトドア、自然のなかで行っていました。それは体で感じるベースになりました。
今の私たちは、ずっと視覚優位の世界にいます。インドアの、PC、スマホのスクリーンのなかにいます。それを切り替える時間を意図的にとる必要があると思うのです。