何の根拠で決めるのか、何に対して責任をとるのかが、日本人にとっては、世間であったと思います。そこで責任をとれぬ生き方をしたのがアウトローです。アーティストなどは、河原乞食、アウトローにすぎませんでした。
それが平均化した顔の平均化した声を目指すとなれば、もはやアウトローどころか、クラスのかっこよくて歌のうまい子にすぎません。それは、レッスンやトレーニングで、身につけるものとは違います。 世間に背を向けず、世間に取り込まれていく、まさにアイドルです。そうではないのにそうであろうとするのは、無茶なことです。