夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

トレーナーのスタンスの柔軟性

私は10人近いトレーナーと、いつも生徒の評価をつけながら、比べることからとても多くを学びました。トレーナーは、一匹狼の人がほとんどなので、他のトレーナーがどのようにみるかを学んでいる機会が少ないものです。プロデューサーと仕事をしていたら、プ…

多角的な視点をもつ

トレーナーごとにやり方、判断は違います。それぞれに必ずクセもあります。判断の仕方や歌の評価も一人ひとり違うのです。相性もあるでしょう。 クセをとるのはトレーナーの役割ですが、厳密には、あなたのクセをトレーナーのクセで弱めているみたいなことで…

最初から慣れていく

何人ものトレーナーに次々とついても、その関連性がわからなくては無意味です。最初にトレーナーの中からあなたに合う人を、一人でなく複数から選んでつくことに、メリットがあることをわかって欲しいと思います。 トレーナーを使える力をつけることです。い…

トレーナーの一人よがりを避ける

私のように、トレーナーをもプロデュースする立場では、チーフのトレーナーとしては、常にどのトレーナーがその人に向いているかを判断します。結果も、そのトレーナーたちより客観視できます。よりよくみえるわけです。 トレーナー自身が全ての生徒に見本を…

中立になる

フレーズのトレーニングでは、その人の声からオリジナリティをみます。たとえ声に力がなくとも全体から何か心に引っかかるところがないのかと徹底してみます。 私の立場は、個人の好嫌を離れた無私であることです。これは、一流アーティストの感覚だけでなく…

可能性へのレッスン

レッスンで関わらない人には、私はいろんな批評を求められても、言いません。どんな作品でもよいところはあるし、よいと思う人もいます。そういう人とやればよいからです。私のアドバイスは私の基準を投影することになります。プロの歌手なら別でしょうが、…

限界の対処

何らかの欠点や限界があったときの、対処の仕方は、つきつめると二通りです。一つは、諦めること。これは悪いことではありません。うまくいかないところを表に出さないように、きちんとカバーします。どんなプロもやっていることです。 もう一つは、克服する…

欠点を明らかに

トレーナーにとって歌をどう判断するのかを、抜かすわけにはいきません。私はいろんな人からのCDをもらいます。ふつうは他のトレーナーと同じく、何とかよいところをみつけて誉めます。頑張っている人を認め、勇気づけたいからです。しかし、レッスンをす…

不一致

問題は、日本で好まれ売れやすいような、プロデューサーが欲している歌唱と、体からしっかりと取り出している声とのラインが一致しないということです。ルックスがよく器用な歌手は、プロデューサーのめざす路線にのっかって上手く歌うのです。でも声の処理…

二重性の中でのオリジナリティ

まねでなく、もっともその人らしい、オリジナルな声のオリジナルな歌い方の上に、その人のオリジナルな世界が出てくる、それは完成度において誰がまねしても追随できないというのが、理想です。 世界では、オリジナルの基礎の上に成立したオリジナルの表現し…

共通すると相違するもの

トレーナーは、その人の喉、体、性格などから、その人の体=楽器に合った声を伸ばしていくことになります。それがバイオリンかビオラかによって、根本で共通するものと異なるものがあります。 体、呼吸、発声のベースは共通ですが、もっている条件が違います…

声と表現、作品の優先度

歌において、表現は、声の力と必ずしも一致しないどころか、日本においては、相反することがあたりまえにあるので、ややこしい問題です。 歌い手なら、自分かそのパートナーに表現力は、不可欠です。自分にその力がなくても協力者が何とかしてくれるわけです…

声と表現と研究所と私

ヴォイストレーナーには、大きく分けて、a声をみるトレーナーと、b表現、作品(歌やせりふ、トータル)をみるトレーナーがいます。どちらにも両方が含まれてはいるのは確かですが。 私は声だけをみたかったのですが、仕事がプロデューサーとプロをみるところ…

両面からチェックする

どういう歌にも歌い手もファンがいて、世の中に必要なものだとは思います。私がこうして述べているのは、ヴォイトレをする場合での方向や可能性、つまり、レッスンというものを本人やその声にどう位置づけるのか、ということです。これがあいまいであると、…

世界との差

私は、1.楽器演奏として歌詞を介さないで聞く、2.欧米ほか、一流のアーティストの耳で聞く ここで一流と共通のものを守り、一流がそれぞれ独自に創っているところに、オリジナリティをどう創っているかでみています。 残念なことに、このレベルでのヴォー…

判断を迷わす二つの理由

日本人の多くの歌は、初心者のドラマーが頭だけ合わせているリズム、メロディだけ正しく弾いているピアノの演奏に似たものになっています。声からいうと、平たく薄く浅いのです。それでも歌として許されているのは、次の二つの理由があると思うのです。 一つ…