私のレクチャーはかつては4~6時間でした。今は20~40分くらいです。それでオリエンテーションも兼ねています。
レッスンの目的をしっかりさせることは、自分のトレーニングを定めて、プロセスを歩むために必要です。
レッスンの目的やスタンスは、あなたの情報(目的、キャリア、今の実力)で決めていきます。私が本や会報に多くのことを語っているのは、レッスン中、必要以上に話さないためです。レッスンからムダ話をできるだけなくすにはどうすればよいでしょう。私たちのところにいらしたらわかります。
私がしゃべっておわったら、そのレッスンは私の負けと思っています。体感させられないと、ことばが必要になるということです。
グループのレッスンでは、参加者や一流のアーティストのフレーズの声があれば充分でした。実演までしたら、そのレッスンは成り立っていない。トレーナーのショーです。厳しくいうとそういうことです。(レッスン前のオリエンテーションで実演することはありますが。)
レッスン時間にレッスン受講生よりも声を出すトレーナーは、役者です。ステージの代わりか練習をしているのです。レッスン受講生は観客ではありません。トレーナーの歌や声だけ聞くなら、一流プロの舞台を、その分、繰り返しみることです。
人の心を動かさない声や歌とはこういうものという反例ならよいのですが、重なるとそれが移ってしまいます。トレーナーがよほど気をつけないとなりません。