多くの場合は、考え方のくせで、体や感覚も歪み、発声のくせもとれないのです。いくら、発声のところで指摘されても、考え方のくせはみえない、曖昧なイメージです。これまでそれで通じさせてきた人ほど、変えるのは難しいです。
進歩のための変化を妨げる要因は、元に、これまでの落ち着くところに戻そうとする力です。新しい違和感を肯定するのは難しいことです。音程のとりやすい歌い方から入るとよい発声にならないのも、この一例です。
私はアテンダンスシートなどで、質問を出させて考え方のくせを知り、対応策をトレーナーにも与えています。くせは、ほぼパターン化しているので、私には、よくわかります。