「すべき」や「しなければいけない」を排除するのに、あるいは超えることを知るために、「すべきこと」や「しなくてはいけない」ことを逆に徹底して押し付けるやり方があります。徹底していたら反発反抗、かつ自立心が生じるきっかけになるものです。
思いがあっても形にはならないので、形にするツールを選び、それを実践に使えるレベルにまでアップさせます。必死でそのようにしなくてはなりません。誰かから「すべきこと」として与えられるのでなく、自らが自らに課すようになっていく、そして周りの要求レベルよりもずっと高く目標を掲げ、挑んでいくのです。
そのことがわかるまで、私は、その場で言うのでなく、文章などで述べてきました。場において、ストレートに使うことばは両刃の剣です。私は、レッスンはことばのない場として維持したいのです。
やむなく場の終わりでコメントすることになってしまいました。リップサービスが求められるようになったので、グループレッスンをやめました。場の程度を下げては元も子もありません。