夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

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1.もって生まれた資質、天性。

2.幼少期、しぜん、育ち(体、感覚)。

この2つの要素での問題も以前に触れました。

3.10代、育ち(耳、ことば、歌)。

4.20代での変化。

5.それ以降の変化。

大きくは、このあたりのプロセスでの変化でみます。

老いによる衰えは、今回は省きます。私は75才までは、現役として区別しません。40代、50代でいらっしゃる人でも、1、2の育ちは大きな問題です。

10代での天性のヴォーカリストの20代以降の変化もたくさんみてきました。

歌手も役者も、感覚がよくて早くに選ばれて実績をつくってきた人に、トレーナーとしては、そこまでの感覚や判断力を疑えとは言えません。そこが支えでもあり、そこを否定したら素人になりかねない人もいます。

でも、トレーニングに臨んでは、思い切って白紙にした方がよいのです。その人であることは、どうやっても違いがないのです。どう新たに入れ込んでも、その人のものが消えることはないのです。特に実績のある人なら、なおさらです。

レーニングは、ステージと判断の基準が違うので、分けてアドバイスしています。

即効性を求めなければ、いずれ、相乗効果が出るのです。ですから、即効性を求めてはいけないのです。早くできあがった人ほど、そこに器用に長けていて、また同じようにまとめてしまうからです。

ただ、本人が白紙から学ぶ気になっても周りが許さないケースも多いのです。そこが業界とファンの問題です。