上達したいなら、一度、今の限界まで出し尽くすことです。その上に目的を定めることです。限界までのことを出せないのなら、そこまでは待つしかないのです。
本人がいくら一所懸命やっているつもりでも、こちらにみえてしまうとしたら、これまでの練習が甘かったのです。きちんとしたトレーニングができていなかったのです。
声や歌、せりふに関する基礎の発声では、その方が多いと思います。
判断する人やお客さんも甘いのです。
限界まで頑張ろうとしている熱意だけで感じて、満足してくれます。
そこで自ずと詰めが甘くなるのです。
限界の先に行くことです。
それには相当、厳しい基準を自らもって処さなければなりません。パーフェクトを目指す、それに尽きるのです。