たとえば、1,2,3,4、1,2,3,4とすると、最初の1、その切り出しに呼吸、そして声(発声、共鳴)にするのが難しいのです。しかし、4のあとの1は、比較的うまくやりやすいです。それは、すでにフレーズで流れているからです。車の運転で、加速より発進が難しいのと同じです。
何であれ、始動には0→1と最大のエネルギーがいるのであり、1→2→3の方が楽なのです。そのためにイントロ、前奏などもあるのです。電話で「もしもし」と声をかけるのと同じです。
ステージでの1曲目前にブレスやハミングのトレーニングをしておくとよいでしょう。動きがゼロになるのをなるべくなくし、0.9くらいにあげておくためにしておくのです。