1903年、アメリカのセントルイスの世界博覧会で、吃音矯正法を発表したのは、なんと、伊澤修二です。彼は、声帯音のハヘホを使っての練習を考案しました。「ハーハーハー」と言っているうちに声帯を緩めるのです。
つまり、今でいう過緊張発声障害対策です。腹式呼吸の練習も行います。量器計もつくったほどでした。
母音発声法として、か=ka「kあー」など。
その後、吃音への対策の改良は、お経読み、大声カミングアウトなど、いろんな手段がとられました。そして、1950~70年代くらいをピークに納まっていったのです。