ヴォイストレーナーの選び方[アーカイブ版]

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

ハイレベルと効果の大きさ

 日本の声の現状を把握し、欧米とのギャップを縮めようとして研究所をスタートしました。今では、欧米だけでなくアジア、アフリカも含めて全世界と日本、古き日本と今とのギャップということです。

声ですから、歌唱だけでなく、せりふも入ります。俳優からビジネスマンまで、一流の国際的なレベル、歌手なら美空ひばり、役者なら、仲代達矢渡辺謙のレベルに、どうやって声を鍛えるのか、というのが、研究所の一貫した課題です。

 声は、ギャップを意識することからのスタートです。それがなければ、その人にヴォイトレそのものの必要がないのです。それは自分より高いレベル、必要性に対してのギャップです。

 その人のレベルによるので、人並みにとか、リハビリで最低限に声の出せるレベル(ST=スピーチセラピストの担当する範囲)というのも含まれます。

 心身の状態がよくなると声は出ます。そのレベルで不安定な声の人は、一般レベルまでは、心身を強健にするトレーニングを併用すると効果的です。

 研究所にはプロのゴルファーやアスリートがいます。そういう人は効果が出るのが早く、ハイレベルの手前までにはなります。年配の人でも体(体力、筋力、柔軟性)と心(表現力)がある人、たとえば、毎日、太極拳やヨーガなどを行っている人、健康的な生活習慣のある人は、レベルが高いです。美輪明宏さんは、毎朝、読経して、80代でも第一線で舞台をやっています。

 若くても、心身の条件が弱いと、うまくできるのに時間がかかります。こういう初期条件が整わないと、声、せりふ、歌がハイレベルに達するのは難しいです。しかし、ヴォイトレ以外でも変えられる条件が大きい分、そこを加えると効果は大きいのです。ハイレベル(他人と比べず絶対的)と効果の大きさ(自分と比べて相対に)とは違うのですが、どちらもトレーニングの目的です。