夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

希望のズレ

トレーニングを行うのは、義務でもなく仕事でもなく、本人の希望、願望だからです。 ですから上達に関しても、本人がやる分だけ、望めることです。 私はいらっしゃる人の希望は、最大限に尊重します。 ただし、本人の目標、基準に合わせてしまうことは、必ず…

トレーニングでの取り組み

トレーニングにおいて、「いわれたことをやらないからダメだ」といったことで不利な扱いを受けることはありません。 さすがに今のトレーナーは、「黙ってやりなさい」というようなこともありません。説明もていねいでしょう。「やってこなかった」、「できな…

教育は買えない

トレーニングにおいて、その効果を購入するという考え方は、芸事を続けていくこととは大きく違います。買い物と教育との違いです。 教育ビジネスの浸透で、「月に何時間で何回でいくら」というように、大体は定められています。払った分だけ、同じように得ら…

アーティストと

個としての表現、存在を問われるアーティストであれば、これまでの平均的な基準に合わせて、目的を遂げていくのでは足りません。 自分の感覚と身体をきちんと捉えて、それに最も可能性が開くようにしていくのです。 そこで、まずは声を中心にして他のものを…

歌は身体能力も含めた総合力

それでも、音楽や演技となると、総合的なものになるので、身体能力や声そのものに対して、大きな割合を占める人もいればそうでない人もいます。 身体が丈夫でないから、できないという分野ではないからです。 でも心身というのは、何をするにも基本的な条件…

感覚と体の声

トレーニングというのは、ゼロから基礎までの方向を示すように思えます。 言葉にならない感覚での声の使い方や歌唱に対して、それが普通の人と同じであってよいわけではありません。 しかし、まず、声が出なくてはどうにもなりません。

平均値から先に

生活習慣での差を埋めるだけで終わらないことです。 その先のことをめざさなければ、トレーニングというよりは、慣れていくということに過ぎません。 ほとんどのヴォイストレーニングは、そこをめざしています。それであれば、うまい人に追いつくのが、やっ…

トレーニングの合理性

20歳であれば、20年の生活習慣での差ですから、すぐに取り戻せるとか追いつくとは思えないでしょう。 でも、自然と習得できたことを合理的に短期で得ていくから、トレーニングなのです。 小さい頃から自己流で運動をやっていたからといって、中学校で初めて…

生きてきた年月の差

声や歌唱力になると、その条件が、スポーツのトレーニングのように、年月や時間といった量で還元できないのです。 そこでまるで個性や才能だけの世界のようにみられるのです。 でも、大きな声を出さないできた人が、大きな声を出してきた人ほどに大きな声が…

派生、副次的なもの

武術などが武道となり、スポーツ化していくプロセスでは、練習の体系化と効率化が目指されます。 最初は、本番そのものしかないのが、まずは体力ということで、身体の鍛錬が行われて、次に筋力となった、その流れの延長です。 メンタルトレーニングなどもそ…

基礎トレーニング☆

基礎トレーニングは、簡単に見えて、マニュアルになりにくいです。 地味で素人には面白みに欠け、つまらなく、ただ、きついばかりだったり手応えのないものだったりします。 でも、レベルの高い選手ほど、そこに時間をかけるのです。ていねいに扱えるように…

スポーツとの違い

スポーツや武道では、健康目的でなければ、他の選手同等以上の筋力のないところでは、まともな試合は、成立しません。 最近のコアトレーニングやメンタルトレーニングの流行は、その基礎をなおざりにするほど、行き過ぎているように思います。 基礎体力作り…

基礎体力という器

アスリートの世界では、科学的な分析やデータなどにより、筋力よりも体幹などといわれるようになってきたからです。 でも、それに応じられるようなアスリートは、長年のトレーニングで基礎体力をもっています。たとえば、プロのサッカー選手なら、10キロ続け…

鍛えるへの反感

鍛えるというと、精神主義的な体育会系の考えのように思われ、喉を壊す危険をイメージして反発されるのでしょう。 こうしたスポ根的なものに反発する傾向が強いのは、アーティストだけではありません。 アスリートの指導者にも多いのです。 それによって、自…

声を鍛える

「声を鍛える」というように、初期の私の本などによく出てきた表現に対して、批判的な人がいるのはわかります。 声域を伸ばすというわかりやすい指標に対して、声量という曖昧なことを基本の器としたからです。 トレーニングで、その獲得を約束できるもので…

ルッキングの限界

ルックスやスタイルなど、人前に出て、何か他の人との違い、魅力を感じさせる要素が、日本では重視されます。いわゆるタレントやアイドルに向くタイプです。 クラスだけではなく学校やその地域でモテる、カワイイ、キレイ、カッコよいなどです。 しかし、そ…

素質と才能

下積みなく、歌手や役者になれてしまった人には、その素質があるということです。 吸収力と出力において、です。 それは若いときなら、可能性であって、才能とまではいえません。 本当に優れた歌唱力や演技力を持っているとは限らないです。

歌い手と役者

歌い手と役者というのは、特別にどこかの養成所で専門教育を受けなくとも、なれる人がたくさんいます。 一般のオーディションで一般人から選んだら、すぐ仕事になる人もいます。 街を歩いていたら声をかけられてスカウトされ、すぐにデビューしたという人も…

声と歌の特殊性

声は、生きてきた年月、使ってきています。 高校のクラスで1番歌が下手な子がどこかで3年学んでも、高校までの15年間での差があるのです。そのギャップを埋めるのは、かなり難しいことでしょう。 なぜ差がついたのかに、根本的な問題があることが多いからで…

一から習えない

歌は、武道やスポーツ、楽器のプレーヤーと習うのが、大きく違います。 歌以外の他のものは、3年も学べば明らかに初心者と違うものを得て、実力を示せます。瞬時に専門外の人でもわかるはずです。一から習って、得てきたからです。

遅いスタート

歌は、クラスで1番歌が下手な子が3年間、学んでも、クラスで1番には、なれるとは限らないのです。現実的にはとても無理なことでしょう。 というのも、あなたが得ようとしていることは、すでにそれを持っている人がたくさんいるからです。そのなかには、とっ…

ものまねのレッスン

誰かとそっくりに歌いたいというような目的に対して、ものまねのレッスンは有効です。 しかし、誰かとそっくりであっては何ともならないアーティストには、目的の設定ミスということになります。

声に恵まれた人

努力したという自覚もなく、すでに自分の声を使って何かをできるものを持っている人もたくさんいます。そういう分野なのです。 しかし、そういう人でも、それを使って、素晴らしい活動ができているのか、どこまで深まるのかということでしょう。 大体は、そ…

声はツール

具体的な目標があった方がモチベーションにもよいので、そこから入るのはよいと思っています。 しかし、そういう人たちは、そのことが得られたらどうなるかをあまり考えていません。 そのことを得て、どうするのかを考えていくようにアドバイスしています。

遠くをみる

ヴォイトレにおいても、単純に、高い声を出したいとか、こういう種類の声の使い方をマスターしたいとか、リズム感や音感をよくしたいなどという近視的な目標設定をあまり勧めたくないわけです。

未知との結びつき☆

あなたの素質、潜在能力に加え、トレーニングの方法やプロセスによって、声は大きく変わります。その可能性が高まったときに表現をしてみて、初めて自分が何を得たのか、何を表現できたのかがわかるのです。 そこで足らないものを感じたり、もっとこうしたい…

未知なる声

ヴォイストレーニングに関しては、声、つまり体に身につけていくものです。 ということはトレーニングをした後に、一体どういう声になり、どのように使えるようになるかが、予め決まっているわけではありません。 だからこそ、楽しみなのです。

ばらつかせる

話材を幅広い範囲で散らばらせているのは、限定しないためです。 あなたがどんな人かもわからないなかでは、ヒントや材料は、広汎にばらまいておくことがよいし、あなたが決まりきった目的を持ち、専門分野のある人なら、なおさら、そうでないものを得てもら…

モティベート

モティベートというと、これもモチベーションを高めるために書いています。 これを読んだらすぐにメリットがあるとは思いません。 どこかに溜まっていて、いつか何らかの形で役立てばよいというくらいのものです。 しかし、ここでいわれていることがあたりま…

超えることを考える

あたりまえのことが、あたりまえのようにできるまでは、合理的な目的のプロセスをとれるので、そうしましょう。目的が明確だからです。 本来、アートであれば、それを超えたところに行くことを目指すのです。 そのための基礎を徹底する必要があるわけです。