夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧

発声感覚

そうした欧米人の、発声感覚を取り入れることです。単純に彼らは腹式呼吸で発声、発音しているといわれます。 日本人よりも声が大きく響き、楽に出してるように感じられるとしたら、そこに学ぶことは多いはずです。

オペラやジャズの声

オペラ歌手の声は、多くの人には、全く身体でまねられないものかもしれません。 ポップスでも、ジャズのサラ・ヴォーンやエラ・フィッツジェラルドなどの歌唱では、私たちと、声の出し方から音の取り方が全く違うのがわかると思います。

腹の声

「腹から声を出す」ということをいわれた人は、多いでしょう。 なかなか日本人には、つかみにくいところだと思います。喉を絞って声を出すような声やイメージの方が身近にあるからです。それが歌唱になると、接点のつかない人が多いわけです。 こういうとき…

パーフェクトはない

自分がうまいと思ったりできていると思ったら、成長はありません。より細かく見ると、人間が行うことでパーフェクトなどはありません。 むしろ人間が入ることによって、パーフェクトなものさえ壊れていくと考えた方がよいです。 完全なものよりも、不完全な…

精査するトレーナー

大雑把に見ているものを、トレーナーが繊細に見て、そのギャップを指摘するわけです。 トレーナーは、そのギャップを埋めるメニュを与えるものだと思われていますが、本当はその前に、そのギャップをきちんとつかみ、本人に理解させるように説明する能力が必…

プロセスを楽しむ☆

不完全というのは、でたらめではありません。完全に近づこうとしている動きのようなものと思ってください。 それは、できてしまうと終わってしまうわけです。でも、そこからまた白紙にして、次にいかなければいけないのです。 ですから、できてしまうことを…

細分化と再統合☆

メニュがいろいろとあるのは、総合である全身で行うと、あまりにチェックする箇所が多すぎて、どこがどうだかわかりにくいからです。 パントマイムの練習のように、指先、手のひら、手首などのように部分的に切り取って、チェックして直していきます。 しか…

同じメニュを使い込む☆

判断力といってますが、それは自分を観察する力と、それをどこまで繊細にていねいに見ることができるのか、コントロールできるのか、自己修正できるのかということからです。 だからこそ、同じメニュを繰り返す練習が必要なのです。 同じことを行っていると…

絞り込んで繰り返す☆

レッスンでも、同じことを繰り返すことに飽きて、いろんな方法をたくさん知って教えているトレーナーにつきたがる人がいます。方法は、自分に合ったものを見いだすために必要なのであって、実際に深めていくのは、数少ない基本のメニュによって、です。それ…

自分に合う

学んだものから、自分の創作、応用になるときに、どうしても師匠や他の弟子と同じようにならないのです。ですから、弟子も必ずしも創始者やその直系につくのがよいのではなく、自分に合った流派の師についた方が可能性が広がるでしょう。ただ、それが判断で…

分派する

達人が創始した武道が、いろんな流派にわかれていくのは、面白い現象です。それは門弟の一人ひとりが、師匠や他の門弟と個性が違い、極めていくにつれ、出てくるものが違うからでしょう。それにより練習の方法やプロセスも違ってきます。

個性の発現のために

もともと自分の中にないものがでてくるわけはないのです。ですから自分の中に、何があるかを探っていくのが大切です。しかしそれは、探ってもわかりません。出てきたときにわかるようなものです。 となると出てくる機会をできるだけ増やすしかありません。そ…

練習

多くの人は、せりふをいうこと、歌うことをそのまま表現だと思っています。それは練習です。 もし、あなたが作家であれば、それは優れた文豪の文章を写している練習なのです。習字でのお手本写しです。 そのときには基本のことを学んでいるのであり、決して…

表現の成立☆

頭で考えたことで自意識や思い込みが働いている、そのようなレベルでの声、言葉、芝居、歌は、表現としては成り立ちません。せいぜい、無難にこなして、その場をしのぐだけのものです。 しかし、いろんな演出によって、それで、もってしまうから、しっかりと…

ベースを知る☆

最初から自分でやっていくと、どこまでが、共通の基本で、どこまでが自分の応用なのかが、わからなくなるものです。自分独自のことをやっていると思っていて、他の人のやっていることにも全く及ばないレベルのことを行っていることもあるわけです。また、あ…

ベースからつくる☆

どこで教えられたことや与えられたことから脱皮できるか、そのことをベースに、自分のものを編み出せるかということです。 教えられることのメリットがあるとしたら、そこにあります。 そうしたノウハウやハウツーは自分のものではなく、教えた人のものです…

3年の後の3年に3年☆

最低でも、基礎には10年のキャリアと、私は思っています。 人間は、たかだか何十年しか生きないわけですが、10年を目一杯、あることにかけてみても、そんなに長いわけではありません。むしろ目標や目的を絞り込めないままに、あっという間に10年が経ってしま…

可能性と限界☆

ヴォイストレーニングで大切なのは、誰にでもできるようになることと、誰にでもできることではないことがあるということを、それなりに理解しておくことです。 例えば、男性が女性のように高い声を出すのには、それなりに可能性がありますが、それでも程度が…

日本の偏向

この当たり前の考え方がなかなか支持されないのは、オペラやミュージカルの場合、音高が決まっていて、そこで出さなくてはならないからです。 高音志向に加え、日本の業界の体質、病とも思われる画一的な考え方のせいです。 個人差もありますので、私のいっ…

優先順位と主体性

人生は長いので、要望次第で、まずは、その人のやりたいことを優先するという考え方をとっています。自分の思うように行っていくことは、先生のいう通りに行うことよりも大切だと思うからです。 ただし、本音のところでいうと、将来の可能性の妨げになるよう…

声の表現としての可能性

私が考えるのは、いつも表現としての、その人の最大の可能性です。2、3年で限界が来るようなことを行うのでは、基礎トレーニングではないから、最初に、それも踏まえてあらゆる可能性についてお話しするわけです。優先度や重要度について相互に了解するため…

目的次第

もちろん、それでいいという人もいるし、それが必要であり、他のことを重視しない人もいます。そこはその人の自由です。高い音に届かないときは、そればかりに悩むものです。そして、そこは教えやすいテクニックなので、求められたら対応するのもよくわかり…

高音発声法

発声法としてマスターしてしてしまうと、その発声方法のために、将来もっと伸びるはずだったところに限界が来るわけです。ですから小手先のテクニックや応用のほうに気を取られてはいけないと再三、いっているのです。

固めないこと

これまでの中音域でのボリューム感が失われたり、低音域が出にくくなったり、声量やパワーがなくなったとしても、それが発声法と思って、固めていくわけです。安定すると固めるとは、全然違うことです。 調整とは、器を大きくするのではなく、器の形を変える…

声域の拡大のまやかし

教えるときには、声量を抑えて細い声にして、その分、声域として縦に細長く、その方向へ伸長すればよいのです。それは私がいうところの調整であり、トレーニングというよりは、一種のトリックです。そのために器が大きくなったのではなく、器の形を変えただ…

使えること

目的がその音に届かせるということであれば、それでよいわけです。カラオケなどはスムーズにこなせるようになるでしょう。 ただ私の思う歌に対応する力というのであれば、そこに表現力が伴わなくてはなりません。むしろ、それが劣ってしまうことが多いのです…

声域より声量

根っこを深くしないと高くも伸びないのですが、多くの人が高く届かせることばかり考えるわけです。これも簡単にたとえますが、例えば、今の声の使い方を、高い声を出したいということで、上に引き上げたとします。すると、多くの場合、2、3ヶ月もたたないう…

ハイレベルからのレッスン☆

私の場合は、早くに本を出したために、自分より優れた人たちに巡り会えました。それとともに、まだ大したことのなかった私の声や方法について興味を持ってくれた、ある意味で、とても優れた感性や才能のあった人たちに巡り会ってきたわけです。 例えば噺家さ…

トレーナーに必要な経験☆

2 、3年から5年くらいのトレーナーというのは、自分に合った人に出てくる効果に影響されていますので、どんどん独りよがりになっていく傾向が強いわけです。 しかし、自分よりもじょうずな人、プロや違う分野のプロなどをたくさん教えていると、自分の限界も…

研究所のヴォイストレーナー☆

ヴォイストレーナーというのは、必ずしもプロの歌手であるわけではありません。 声についての基本、発声を習得させることがメインの仕事です。その辺をよく中途半端に混同されてしまうのです。 これまで数十人のトレーナーと一緒にレッスンを行っていた私の…