夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

05.声域/声区/ミックスヴォイス

すぐにできることは問題と言わない

多くの場合、くせで固まっているのです。早くうまくするなら、そのくせを器用に扱うすべ(共鳴)を教えます。根本的によくするのなら発声をおいて、声そのものについて学ばせることです。 「できているなら課題ではない」のです。「できないから課題」なので…

離れる

発声の先生で"地声”の悪い声を避け裏声だけを使わせる人がいます。「地声は厳禁」というわけです(こういう地声裏声の用語については拙書に詳しい)。ケースによっては「練習を裏声で、歌で地声」というのも決しておかしくないのです。 「高音が出ない」とい…

ファルセット、裏声

しゃべる声、地声はふだんから使うので個性的、かつ多様さ、変化に対応できます。それに対して、裏声はそこまでの変化は求めにくく、どうしてもある程度、どれも似てきます。そのため、私は、発声は共鳴を中心にして精度をあげていき、楽器的に使うべきもの…

地声と裏声

地声と裏声の問題について、補足します。私はどれが地声だとか、どこがチェンジだとか、現場で相手があって初めて言える問題を、こういうところには出しません。ポップスでは、かなり微妙なことです。 具体的な解答を期待している人には悪いのですが、どんな…

胸声と頭声とミックスヴォイスについて☆

声を地声、裏声やファルセット、他の声、胸声―頭声、どのように名づけるか、分けるのかの論議に、私は加わりません。男女によって、命名や使い方が違うこともあります。頭声、ファルセットは男性、裏声は女性など。 声帯振動による生理的なレベルで、地声、…

頭部共鳴オンリー主義の限界

私は基本トレーニングのなかでは、あまり高いところまでは無理させませんが、頭部の共鳴はイメージさせています。頭部で響くのはよいのですが、響かせるようにするのは、あまりよくないのです。これは、多くの場合、くせ声です。 このくせ声を誘導するトレー…

声域と音色

この頃は、多くの人が声域を優先します。私は、音色を優先しますから大きく異なります。以前は、声量と共鳴の延長上に音色をおいていました。どちらがよいとか、正しい間違いの問題ではないのです。いろんな考えがあってよいのですが、声の質感こそ、忘れて…

胸声の必要性

私の読者には、私が胸声だけを勧めていると、誤解している人が少なくありません。それにお答えしておきます。 当時も今も、歌は高い方へ音域をとるので、カラオケであれ、何であれ、自然と高く響かせ届かせようとします。それがうまくいかないから、そのコツ…

バランスと支え

バランスは状態であり、支えは条件です。 低いドから高いドまでの1オクターブ、その下にソ、その上にソとして、歌唱の2オクターブ(男性)を考えます。その上のドがハイCです。女性は、それを3度下げて、ミ(低)ーミ(中)ーミ(高)の域にとるとよいでしょう。 …

理詰め

私はトレーニングについて、理詰めを徹底して使えばよいと思っています。 多くの問題は、「○○では△△できない」です。これは「□□では△△できる」という、声の程度の問題です。声が出ている以上、ゼロではないのです。できないというのは、すでにできている延長…

高音での発音

ピッチは周波数、発音(母音)はフォルマントが決めるので、ある高さまでは両立できても、それ以上は、ことばは声をじゃまするようになります。声楽の最高高音での発音の正しさは、望めません。 これを役者のように、日本語の発音(ことば)を聞きやすくする…

低い声を出せるようにする

低い声というのは、高い声に比べて、その人の声帯から体型など、個人的な資質が、より関係してきます。バイオリンでは、チェロの低く太い音は出せませんが、人間の場合、簡単に言い切れません。 低い声が出したくても、それほど必要がなかったり、人に不快を…

ミックスヴォイス

ミックスヴォイスとは、その地声と裏声の切り替えのところの声質の差を、目立たせない声のようにいわれることがあります。これを学びたいという要望が最近は強くなりました。地声も裏声も安定せず、体や呼吸も使えていない状況で、この声域を固めてトレーニ…

声区は、ヴォイスレジスター

声区は、響きをあてるところの違いでなく、トーン(声質)でみてください。トレーニングでは、さまざまな方法もあり、言い方があります。 私は、ことばより実際に出た声からの感覚を優先させていますから、「声区」や共鳴腔に「当てる」「響かせる」という使…

定義と逸脱

定義によるというのは、原語の意味と使用している実際の例が違う場合が少なくないからです。声区はヴォイスレジスターの訳語ですが、必ずしもそう使われていません。Keyもキィと調は別ですし、音程もインターバル、つまり、二音の隔たりなのに、音高(ピッチ…

豊かな表現力を優先する

声域を伸ばすことだけを目的としたトレーニングは、歌という最終目的からずれてしまうだけでなく、他のもっと優先すべき課題をなおざりにしたり、喉の状態を悪くしたままにする危険を伴います。本番では出るか出ないかわからない声は使いものにならないので…

声区

音声学では、声区という考えがあり、低声区、中声区、高声区などと分けます。低声区を胸声区、高声区を頭声区と二つに分けている場合もあります。さらに、仮声区=ファルセットというつくり声を、その上におきます。ファルセットとは、falsettoで、これはfal…

地声(modalregister)と裏声(falsettoregister)

声帯はその開閉によって振動して、声を生じます。話しているところが、地声です。高くなると、その開閉のスピードが高まります。その限度を超えたとき、完全に閉じずに開くことで、振動を速くするのが裏声です。つまり、ギアの切り替えだと思えばよいでしょ…

ハイトーンの声への挑戦

歌の勉強やヴォイストレーニングをしたいという人の大半は、まず、高い声を出すことを目指しているようです。演歌、ニューミュージック、欧米のロックなどの曲のつくりも、相当高い声まで使っているために、高い声が出せることが歌をうまく歌うための絶対条…

自分に合わせる

個性を主張するのには、自分が最も歌いやすい域で歌うことでしょう。歌に自分を合わせるのではなく、自分に歌を合わせるのです。何年、何十年やっても、声の変わらない人には、高音を絶対視している人が少なからずいます。 日本人のプロには、中高生あたりの…

声域を拡げる

声域は、ある程度の範囲内において、生まれつき決まっていますが、トレーニングによって変わることもあります。声域の広さや高音、低音の限界は、持って生まれた声帯を中心に、さまざまな条件で違います。 また、単に声が届けばよいのと使えるのとは違います…

高い声の発声の問題

原因の多くは、ヴォーカリストが高い音をしっかりと捉えて、歌えていないからです。表現から考えて、もっとも伝わる域で歌うようにキィがよいと思います。声域や声量での問題というのは、体という楽器をしっかりとつくっておくと、なんとかなるものです。そ…

低めのフレーズを使う

根本的に解決するには、自分が楽に出せる一番高い音から、二、三音(あるいは半オクターブ)下げたところを何度もトレーニングすることで少しずつ器を広げていきます。できないところをできるようにするには、できないところでなく、できるところでトレーニ…

高音発声法での誤解

高い音が苦労しないで出る人には、ちょっとしたコツで浅く口先だけで響かせて歌っている人が多いのです。そのため、出ている響きが拡散して、まとまりに欠けます。あるいは、やわらかく抜いて高い音に届かせています。どちらも、体の支え、胸での声のないの…

声の高さから考えない

最初は、あまり声の高さということを考えない方がよいでしょう。何かを相手に強く訴えたいと思ったら、声は高くも強くもなります。そして本当に説得しようとしたら、低くなるわけです。それは結果として決まってくるのです。そういうことを方法論だけから考…