プロとは、自分の才能の発揮するために、自分にない才能のある人と場を得られる人です。人間、一人では何事も大したことはできません。本当に好きなことを好きなようにやるために、プロになる。そのためには仕事として、こなしているプロのレベルを超えなくてはいけません。
プロをやり続けるには、実績を残していくことが必要です。人に対して働きかけることの対価が、仕事としての収入となります。しかし、実績と対価は必ずしも比例しません。
サラリーマンでも10年続けたら、ギターも歌もうまくなります。アマチュアゆえにお金に縛られないでしょう。でも、自分の才能をより高いステージで発揮するには、才能のある人との出会いと、本当の意味で才能を育む場が不可欠なのです。
世の中、お金があっても実力があっても何もできない人もいます。場を得てはじめて、才能は磨かれる。そこで逃げ場がないプロは、有利ともいえるのです。集まった人の数、人の思い以上に、作品をもって返さなければ成り立たないからです。