ここのトレーナーを方法やメニュということにおきかえてもよいでしょう。
私は読者に「答え」でなく「問い」を求めるようにと述べています。レッスンにも研究所にもそのように対して欲しいと言い続けています。多くの人は、本やサイト、レッスンに正しい答えを求めようとするのです。買物の、「価格コム」や「よい商品や店を教えて…」なら、答えを聞けばよいでしょう。ネット社会はそういう情報、知識をすぐにくれます。でも、表現や声は違うことを知ってください。知ったところで何ともならないのです。
ただ一人から、たった一つの答えを聞いて、それを信じるなら、それはもっとも強力かつ早く、すぐれたことかもしれません。私は情報でなく、それを発する人をみます。その人が偉いとか、知名度や実績があるということと、その答えが自分に役立つということはイコールではありません。一般的には信用できる何かがあれば、匿名などの身元・実績不明の人よりは信用できるでしょう。長年やっている人、キャリアのある人、本人の実績のある人などがいます。
大切なのは、一般的に信用できることと自分自身にとって、ということです。表現、一流の作品、オリジナリティということになると、一般的によいという基準は、役立たなくなるのです。