夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

楽譜は地図

いつまでも遠くの山に憧れていないで山に入りましょう。

 楽譜というのは、実際のレッスンに対する、文章のようなものです。山でいうと地図です。地図があると便利ですが、初めて登った人は、そんなものはなかったのです。効率や安全を考えないのなら、絶対に必要なものではありません。地図がどのくらい正解かはわかりません。登る準備やテクニックは、地図をみてもわからないでしょう。

 ないよりは、あった方がよいでしょう。レッスンとステージの歌のように、結びついているのです。そうであっても本当は切り離されているとも言えましょう。

 

 先生たちにもいろんな見解があります。オペラ、ミュージカルのように継承されてきたものを、同じように"再現”するために、楽譜は必要です。アレンジ譜もです。オーケストラの団員や出演者など、大人数が一つの舞台で一定の時間で役割を分担するのに、楽譜は不可欠です。

 美空ひばりさんは、楽譜が読めないのにオーケストラと共演しています。彼女の才能だから…いえ、芸人やカラオケしか歌ったことのない素人でもオーケストラをバックに歌えます。

でも、オペラやミュージカル、合唱では、共演者との練習で、共通のルールとなる地図は、楽譜ですから、楽譜くらいは読めるようにしておくとよいのです。読めないより読めたらよいなら、読めるようにしていくのです。将来の向けて有利になるようにしていくのが、レッスンやトレーニングの基本的な考え方です。できて使わない分には、できなくて使えないよりはよいです。これも一つの考え方です。