楽譜とオリジナリティについて、ときに、こんな質問がきます。
「楽譜は読めなくてはいけませんか」
「楽譜通り歌うのですか」
本当は、ここでとりあげたくありません。なぜなら、どうでもよいからです。悩んでいる人にどうでもいいというのではありません。歌やレッスンやカラオケなどを、どのように位置づけるかは、本人の自由だからです。声についてもヴォイトレについても同じです。
悩むというのは、自分では、自由に好きにしたい、だからといって、人に認められない、表現が成り立っていないのは嫌だという思いがあるからでしょう。それを私はスタンスといっています。
スタンスは一人ひとり違います。そのスタンスしだいで私の答えも異なるのです。
「歌は好きなようにうたってよい」
「楽しんで歌えばよい」
というのも、これと関連します。
「歌が楽しくなくなったのですが、続けるべきでしょうか」
などもあります。