夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

楽しめるか

ダンスに距離をあけられてしまった日本の歌、そしてヴォイトレを述べます。

 トレーナーが、最初に「歌やステージを楽しめ」と教えるのは、日本では、あまりに当たり前となってしまったことです。それと、真逆の私は、けっこうな批判も浴びてきました。「海外のトレーナーは、自分で楽しめと言うよ」というのも何回も聞いてきました。私は、声が出ないことや歌えないことに苦しんだタチですから、それを「楽しんで克服しろ」とは言えません。

 何にしろ、プロフェッショナルとして考えるかどうかの問題です。自分で満足した歌は2曲、いつの日か、それを越えられたらと思って、今も努力しております。

 活動を楽しむのは、+αが落ちてきたら、あるいは、本当に暇で何もやることがなくなったり、老化したときのリハビリが必要になったらでしょうか。でもまわりにすぐれた歌い手がいてくれるので必要とされません。トレーナーとしても、まわりにすぐれたトレーナーを集めたし…。

 外国人は、あまりに楽しめていない日本人をみてしまうから、そう言うのでしょう。外国人のヴォーカルならハイレベルに「百年早い」を克服した人も少なくないでしょう。そこまで日本人はいかない。そういうのはオンビジネス、いやそこまでも行かない、社交辞令ということに気づくべきです。