夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

生活と声

語感についての研究者がいます。一読してみるとよいでしょう。音感もまた、語感と同じく発声の原理、生理学に基づいて考えた方がよいですね。

 母語というのは、それを使う人たちの性格、文化、風土とともに生まれ育って受け継がれてきたものです。その点、性格や顔のつくりにも似ています。

 南極に住むイヌイットの言語体系は、赤道直下のハワイ語と明らかに違います。その土地の風土によって違います。狭い日本でも、東北弁と博多弁を比べてみるとよいでしょう。

 季節の影響もあります。寒いから口を開かない、動かさない、あまりたくさんしゃべらないなどにみられます。空気の乾燥によっても違いますね。

 食生活でも違うでしょう。肉ばかり食べる人とベジタリアンでは、顎の形、開閉度、噛む強さなど、発声をするための楽器(体、顔)も、その使い方(呼吸、舌、顎、口、唇)も違ってくるのです。