出自や身分、性、年齢などというのは、「同じ」を強いる属性です。
それは同時に区別でもあります。だから差別になりやすいものです。
同じように、男らしく、女らしく、○○の社員らしく、○○家の子供らしく、といったふるまいを求められるのです。
日本人は、比較的、同じものを好み、同じようにしたいと思うように育てられてきました。同じものを着たり、同じところへ、同じ時に行くのに慣らされてきました。
誰でもいくつかの役割を属性としてもち、どこかに属して生きているのですから、おかしいことではありません。