ものまねもそっくり芸であれ、同じものはこの世に2つもないのです。
でも、同じくらいに誰もができるものなら、先にやった人が勝ちだと思います。先にやって認められるというのは、結構なエネルギーがいることです。それを最初に認めた人が大変に重要な役割を果たします。トレーナーもまた、そういう役割を担っているのです。
最初は、着目したところや発想が問われるのです。最初の人は手がけたけれど認められず、二番手が世に知らしめたという例もあります。ハンバーガーのマクドナルドもそうでした。
日本のように他国のまねから文化、文明を発達させてきた国は、この二番手以降の応用に強いのです。
あるものが他の国に入り、他の民族が行うと結構なオリジナリティにまでなるわけです。あたりまえのように生活のなかで扱っているものの価値を発見したり高めたりするのは、いつも周辺の人たちです。