Jポップスでは、高い音に届かせたいというのが、もっとも多い課題です。これは音大生の最初の壁と同じです。コンコーネ50のメニュには、2つほど、高いラの高さまであります。そのため多くは高音のクリアが中心課題になってしまいます。
ポップスでは、ファルセットを使う曲が多くなったために、やたらとミックスヴォイスや声区の問題が出てきました。
発声の理論などいくらたばねていても何にもならないことを知っているので、現実的に具体的な対策をしています。
「方法やメニュを教えてくれ」とメールでよく聞かれます。こういう限界域では、万人に共通な解決法はありません。
独学なら無理せず、あなたの元々出しやすい母音や子音で応用していくのがよいでしょう。しかし、この出しやすいことイコール高音に最終的に向くかは別問題です。しかし、これは徹底されてはいません。あなたの高音をもっとも出しやすい音として、イメージしておきます。もっともわかりやすいのは、毎日同じスケールで挑むことです。
初心者、ヴォイトレをやったことがない人で高音を望むなら、声楽のトレーナーとやりましょう。ポップスで、もともと高音好き、高音向きのトレーナーよりは、声楽のトレーナーが相手のタイプを選ばないという広さと基礎の身につけ方をもつからです。