ヴォイストレーナーの選び方[アーカイブ版]

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

ギャップ

「10年たったらわかる」ようにするのです。誰もがわかるようになるのではありません。人によって何年かは違います。実際の年月は大した問題ではありません。積み重ねがものになっていっているのか、年数を経ただけなのかです。実質としての10年が一つの単位ということです。

 私は「ハイ」だけでも5年もトレーニングすれば通じるようになると思っています。それだけをしっかりやると、お腹から「ハイ」が出せるようになるのです。多くの人はそれさえやりません。ですから、10年経っても通じる「ハイ」も出せません。呼吸も当初とさして変わらない人も少なくありません。つまり、そんな「ハイ」もいらなければ、声も呼吸もいらなかったのでしょう。絶対に変わる必要もなかったのです。

 足らない、欲しいと強く思わなくては、ギャップは明確にみえてきません。まして埋められません。その強さ、欲の程度が修得のレベルと表現を決めます。

 そのギャップがみえて、自分が劣っているのをわかっている人は、とても優秀です。だから学ぶのです。そこがスタートラインです。

 プロも含めて、その人のごまかしやテクニックを抜いて、下手というのにするのは、そのギャップを露わにするためです。

 トレーニングのメニュや方向を気にしても、さほど意味がありません。レッスンは、曖昧な目的をより具体化していくことに尽きます。反対方向に行っても、振り幅(=器)さえ大きくしておけば逆にも振れるものだから、身になっていくのです。