身の丈に合わないハードな歌い方でのどを悪化させて、痛くなったり、出せなくなっていらっしゃる人がいます。昔はここに直接いらしたのに、最近は医者の紹介でいらっしゃる方が多くなりました。
応急の処置をして、薬と休養で回復させても、次の同じだけのステージに耐えられるわけではありません。悩むよりは、ここに来るとよいでしょう。自力で直っても、くり返し壊していると、手術などになりかねないからです。
ここにいらした人には、目的、レベル、実力、のどの耐久性をみた上でアドバイスをします。
1.あなたののどの状態と発声と考え方(なぜ、こうなったのか)
2.のどに負担をかけない発声法、もしくは呼吸法(解決へのアプローチ)
3.ステージへの調整法と(具体的な練習メニュ)
シャウトやハスキーな声をステージで使う人もいます。役者の悪声、声優のアニメ声なども、発声から位置づけてトレーニングに取り組んでいるところは、ここくらいしかないでしょう。これは応用としてのイメージで練習させることです。そのような声は本番の使用だけに留め、それを支える、リカバーするやり方を覚えるのです。