トレーニングは、確実な地力をつけていくためにします。崩れても最低限支えられるだけの器、フォームをつくり、再現性を確保するのです。まさに礎づくりです。
再現性=基本は、キーワードです。より大きな飛躍、高い次元を生じさせる、その可能性を高めるための下準備、前提条件にすぎません。
一般の人の参加するスポーツなら、怪我をしないで毎日健康に過ごすというのは、最低限での再現性で目的といえます。これは、情報を集めておけば、あるとき閃くかも、というようなものにすぎないのです。
毎日、徹底的に基礎を重ねなくては、「あるとき」は来ません。この関係を捉えないとトレーニングは益なく終わりかねません。そういう人に限って、トレーニングの成果とかやり方に一喜一憂して云々言うばかりで不毛なのです。