私の「本やサイトに述べたものを全て読んだ方がよいのか」と聞かれます。聞かれた時点で、それは読むのを迷っているのだから「無理することはない」という答えになります。私の知らないところでも読む人は読んでいるし、読まない人は読んでいないのですから、「ご自由に」と言うしかないのです。
読む人は、書く人よりは、普通は時間がかからないのです。しかし、私が一冊書くよりも多くの時間をかけて、私の一冊の本をくり返し読んでいる人がたくさんいたのを思い出します。「全てを読まなくても、どこかをくり返し読むのもよいのではないか」と言われたら、それも「ご自由」になのです。
私のものくらいで膨大というのなら、精神力が足りません。少なくとも今の私の日々くらいには、声というのを考えて表現していく生活に励んでほしいと思うのです。
ちなみに、私は、問うているのです。私に問うのでなく、あなたもこれらを参考に、自ら問いをつくって欲しいと思っているのです。もっとよい問いを、ね。